まえかわ鍼灸整骨院 奈良県大和高田市 訪問マッサージ 鍼灸 整骨 総合整体 ストレスゼロケア療法


● 鍼灸 ●

どんな鍼を使うか

どこに打つか

刺激の量について

灸について

小児鍼について

鍼の保険診療について

 

 

 

 

 

 

 

 
●どんな鍼を使うか

 当院ではステンレスのディスポーサブル(使い捨て)の鍼を使用します。
メーカーはセイリンという日本製のものです。
価格の安い中国製のものと比べ、コストはかかりますが、鍼柄(持つところ)がプラスチックで軽く、太さで色分けされているので施術中の鍼の管理にとても便利です。
また浅い置鍼(打った鍼を一定時間置いておく)のときも、軽いので鍼がまっすぐ立ち、金属の鍼柄のようにペタッと寝ないので、違和感がありません。
基本的には1番(0.16mm)か2番(0.18mm)という太さのものを使います。
髪の毛の2倍くらいの太さですね。
テレビドラマのチャングムが使う鍼は太いですが、あまり細いとテレビに映りませんので太いだけです。


●どこに打つか

 東洋医学の診察法は「四診法」 (望診・聞診・問診・切診)を使うのが基本です。
望診(ぼうしん)とは主に顔と前腕内側の色つやを診ます。
前腕内側の色つやがよければ、治るのも早い人です。
聞診(ちょうしん)は聴覚によって話し方や声の高さを聞き分けたり、嗅覚で体臭や口臭の異常を診ます。
問診(もんしん)は、患者さんの心身の状態を把握するため、症状についていろいろとお聞きします。
切診(せっしん)は皮膚の状態をさわってみたり、脈の打ち方を調べたりします。
鍼の達人は望診でもって、どこのツボに打てばよいのかわかるらしいですが、私にはそれはできません。
普通に切診を使います。
皮膚の状態が滑らかで健康なハリがあり、色つやもよいところに打つ必要はありません。
むしろ打つと痛いです。
血流が低下し、皮膚下に老廃物がたまり、色つやも悪くなり、ハリもなくなって、キメが粗くなっているところに打てばよいと思います。
この老廃物とは主に二酸化炭素です。
血行が悪くなり、酸素の供給が低下し、二酸化炭素がたまればPH(ペーハー)も酸性に傾き、体によいことありませんので、鍼で追い出してしまいます。
こういうところはスッと鍼が入りますし、痛くありません。
東洋医学でいう気の調整とはこういうことだ、と私は説明しています。
こういうのは浅い鍼(数ミリから1cmくらい)でよいです。
東洋医学では気の調整ができれば、血流も動く、とされています。
深く打つのは、そのあとからでよいと思います。

PAGE TOP


刺激の量について

 鍼灸学校在学中、いろいろな治療院で自分に鍼をしてもらいました。
どういうスタイルで鍼を打つか、探すためです。自分探しの旅です。
卒業間近、いつも講義を担当されていた先生に治療を願い出ました。
この先生はあまり身近すぎて、最後になってしまいました。
ところが、この先生に打ってもらって初めて、ああ、肩がスッとした、楽になった、と思えました。
それまで鍼ってこんなもんかなー、と思っていましたから。
さあ、これで自分の鍼のスタイルの方向は決まりました。
卒業後、その先生の治療院に通うために平日休みの治療院に勤め、2週間に1回のペースで治療にいきました。
2年半ほど通いましたか。
そこの鍼の打ち方は、脈診でツボを決め、浅く、そして少ない鍼で打つ、です。
本も出ています。
「脈状診のみかた考え方」 橋本正博 著 医歯薬出版株式会社
ただこの本は著者がいうように、読んだだけでは内容がよくわかりません。
治療1回につき1つの質問をします。
2つ3つとすると、さあ今日はこのへんで、と、うざがられます。
先生の治療はだいたい1回20分くらいでした。
さて私が鍼を打つ場合ですが、全身調整でだいたい4本〜8本の鍼を使うことが多いでしょうか。
散鍼(さんしん:打ったり抜いたりを繰り返す)もしますので、打つ数は50ヶ所〜多くて100ヶ所くらいです。
これはあちこちうつのではなく、1つのエリアに集中して何十ヶ所か打ちます。
散鍼をエリア20ヶ所、両首すじと両肩甲骨付近にしても、もう80ヶ所になりますね。
だから浅く、少なくといっても小1時間はかかります。
子供や若い子は効果が出るのも早いので、時間もかからないんですけど。
目安として、首筋がスッスッと楽に動くようになったら1回の治療は終わりです。
それ以上を求める人もいますが、食べすぎと一緒でよくありません。

 
●灸について

 ツボの効果を高めるために千年灸を使うことがあります。
これは跡が残りませんし、糊がついていますので使いやすいです。
百会(ひゃくえ)という頭のてっぺんのツボは髪の毛がじゃまで、千年灸がひっつきませんので、ひねったもぐさを使います。
ここは頭の疲れた現代人にはよくきくツボです。
もぐさをのせるために、数本髪の毛を焼き切ることになりますが、目立ちませんのでご安心を。
その他に棒灸といって、巨大なたばこみたいな灸で体をあぶったりもします。
鍼がきらいで、この棒灸だけで治療してくれ、という方がおられました。
五十肩で手が上がらない、調子も悪い、といった具合でしたが、半年もたったころにはすっかり手もあがるようになりました。
ただこれは煙の量が半端なく多いですし、匂いもあります。
電気灸なども試しましたが、やはりもぐさがよくきく、とのことです。
煙を抑えるフードもありますが、それでも多いし、現在ではあまり使わなくなりました。

PAGE TOP


●小児鍼について

 むしきり、などどいわれますが、鍼は打ちません。
専用の小児鍼の器具で皮膚をこすったり、なでたりします。
当院では使い捨ての鍼をループ状にしてわっかを作り、それでこすっています。
以前、鍼は曲がるのか、とびっくりしたおばあさんがいましたが、細いですので曲がります。
この方法が一番衛生的ですし、そうしています。
ただ、当院では「総合整体」の項目にあるジェネティクスという治療法が子供にはよくきく、と思っていますので、そちらをすすめています。

PAGE TOP

 
●鍼の保険診療について

 鍼治療では五十肩や腰痛など特定の疾患には保険が適用されますが、これには医師の同意書が必要です。
また同じ疾患で病院との併用もできません。
腰痛で鍼の保険診療をしているが、病院でも腰痛で注射をしてもらう、レントゲンをとってもらう、といったことはできません。
ややこしい決まりがあります。
また上記の鍼については全身の調整、自費料金での話です。
保険では同意書に記載されている箇所以外の鍼はできませんのでご了承ください。
保険診療での鍼は主に電気鍼(低周波を流す)になります。
自費料金での鍼の打ち方とはまったく異なります。
これもご了承ください。

PAGE TOP

 

 


Copyright(c) 2009 Maekawa Shinkyu Seikotu In All rights reserved.

 

 

  

  

Yahoo!検索

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索